退院後、1週間検診のため動物病院へ。
すると、白内障手術した右目の眼圧が上がっている!
手術後の右目の炎症は大丈夫だったものの、眼圧が上がっていました。眼圧が高いまま放置して置くと、視神経が圧迫され、最終的には失明になることもあるという最悪の状態になることも。
せっかく白内障の手術をしたのに、失明になってしまっては元も子もない・・・。
眼球の中は、毛様体が房水という液体を眼球へ送排出し、一定の圧力を保っています。この排出量が送出量より減少することで眼球の圧力が上がります。
白内障の手術後は、排出している部分が詰ってしまうことで眼圧が上がる場合があり、眼圧上昇は、白内障手術後には避けることができない症状のようです。
白内障手術後の眼圧上昇は、通常は一過性のものらしいのですが、手術後にいったん眼圧上昇は治まっており、退院後に再上昇したのが気になります。
ということで、眼圧上昇を抑える目薬2種に飲み薬2種が処方されました。
飲み薬は粉薬と液体の飲み薬。名前は2種類とも不明。粉薬は1日3回。液体の飲み薬は1日2回投与。
目薬は、トルソプト点眼液(1%)とチモレート(0.5%)。トルソプトは1日3回点眼。チモレートは1日2回点眼。
各目薬の効能を調べてみると、トルソプトは炭酸脱水酵素に働き、この酵素を阻害することで眼球の房水を作る量を抑えることで眼圧を下げ、チモレートは交感神経の働きを抑えることで房水を作る量を抑えて眼圧を下げるメカニズムのようです。つまり、働きかけるものはそれぞれ違うけども、どちらも房水の産生量を減らすのを狙った目薬ということのようです。
トルソプト点眼液0.5%
炭酸脱水酵素を阻害する作用によって房水の産生を減らすことにより、眼圧を下げます。
通常、緑内障、高眼圧症の治療に用いられます。
All About 健康・医療 薬検索トルソプト点眼液0.5%より
チモレート
交感神経のはたらきを抑える薬です。交感神経の過剰な興奮がおさまると、余分な房水(ぼうすい)(眼圧を保っている目の中の水)の産生も減り、眼圧が下がって緑内障、高眼圧症が改善します。縮瞳剤に比べると効果の続く時間が長く、1日の使用回数が少なくてすむので、緑内障の治療剤としてよく用いられています。
ニプラジロール製剤は、α(アルファ)とβ(ベータ)両方の遮断作用をもっています。
どちらも高眼圧症や緑内障の目薬としては一般的な目薬のよう。
これで治まればいいのですが・・・。それにしても、またまた痛い出費・・・。
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